電位治療器のできたきっかけは、二説あります。一つは昭和初期、ドイツの医学雑誌に「高圧送電線下の穀物は生育が良く、収穫高も他の地域より良い。」という一文がありました。これをヒントにして、原敏之(後の白寿ヘルストロンの創始者)が｢高周波超高圧の電位負荷を利用した治療器｣（高圧電位負荷）を初めて開発したのが原型とされている説と、また他説には平賀源内がエレキテルを開発した事を元に製造されたという二説があります。

現在におきましては、家庭用電位治療器（管理医療機器クラス2）の範疇で、ヘルストロン、コスモドクター、プレセンス、リブマックス、メディック、アスモケア、リカバロン、エナジートロン、などの商品名で数社が製造販売している家庭用治療器です。

薬機法で認められている効能は「頭痛・肩こり・不眠症・慢性便秘の緩解(一部の症状が、一時的あるいは継続的に軽減した状態)」ですが、近年では低周波、温熱など別の機能が付いた組合せ治療器もあらわれております。製造各社は出力電圧が高くなるほど価格が高額になる設定をしているが、認められた効能効果は全て同じです。また、電圧が高くなると効果が高い、短時間の通電で効果がでるなどと説明している企業もありますが、その根拠となる論文は現在のところ、見つかっていないようです。

また、中古販売につきましては、各営業所に管理者を置き各都道府県の薬務課に届け出及び、製造販売元へ中古販売の通知後、販売する製品（管理医療機器クラス2）です。